川瀬巴水と吉田博 -日本の風景・世界の風景-

2009年7月4日(土)〜7月26日(

終了しました
ご来館ありがとうございました
休館日:7月6日(月)・13日(月)・21日(火)

明治半ばに浮世絵が衰退した後、高度な木版技術を惜しみ芸術としての地位を高めようと志す人々が「新版画運動」という活動を起こしました。この運動では、画家・彫師・摺師がそれぞれの熟練の技を遺憾なく発揮することで、完成度の高い木版画を作ることをめざしました。

 本展では、川瀬巴水の日本の風景、吉田博の世界の風景を展示いたします。美しく懐かしい巴水の作品と雄大な風景を描いた吉田の作品は、浮世絵から受け継がれた木版画の技術があってこそ生まれたものであることを、再確認する機会となるでしょう。

 新版画の画家の中で風景画を得意とした川瀬巴水は、日本各地を歩いて風景に直接触れ、自然の美しさ、そこにある人間の営みを愛情のこもった眼差しで描いています。  水彩画家、洋画家として活躍していた吉田博は、豊富な渡航経験の中で、浮世絵が高く評価されていることを実感し、自らのプロデュースで木版画を制作しました。写生に基づいた写実的な描写、水彩画家らしい瑞々しい色彩を特徴としています。
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